トイレ水漏れ(愛知県一宮市)

昭和61年の春、OECDから今後の都市政策のあり方について「都市レビュー」が出され、わが国の社会資本の整備、とりわけ、下水道の整備の立遅れと、早期整備の必要性が指摘された。そのための報告に先立って、現地調査に来た外国の委員の1人が「日本の街にはウォークマンがあふれているが、下水道がない」と驚きとも、あきれともとれる発言があつたのが印象的だつた。それでは、どうしてこのようにわが国の下水道は大きく立遅れたのだろうか。その理由として次のようなことがあげられている。①長い間、し尿が農地還元されていたことから、し尿の処理の問題が近年まで特別に生じていなかったこと。②急流河川が多く、下水が速やかに海に流出し、かつ巨大な浄化能力をもつ海に囲まれているという条件に恵まれていたこと。また、上水道の未普及などにより、水の使用量が少かつたこと。③近代工業の発達や生活様式の近代化が遅れたこと等により、下水道の必要性についての認識が低かったこと。ともかく、「下水は末なり」と言われたように、わが国の国土づくりが、道路・上水道などあまりにも最小限のものにしか目が向けられなかったということであろう。上水道が人間の体で言う動脈系とすれば下水道は静脈系にたとえられるが、静脈系への目くばり・気くばりが全く欠けていたと言える。横浜や神戸の明治時代当初の外国人(60年度末)日本の都市人ロランク別下水道実施状況総都市数3、254の内訳は、市652、町1、994、村608(東京都区部は市に合む。)実施都市数は公共下水道と特定環境保全公共下水道の合計。居留地には、当然のこととして下水道が完備していたのに比較すれば、そのことはあまりにも歴然としている。わが国の経済力が高まっている現在、また、21世紀に確実に到来する本格的な高齢化社会に入る前に、下水道の整備を進める必要がある。すでに、都市が出来上がり、人や車が高密度に行きかう街での下水道工事は容易ではないが、浸水の解消、水質環境の改善を図るために整備を促進する必要がある。□下水道の要望は都市も農村も大きい下水道が整備されていなくて、特に排水がスムーズに行かない地域では、風呂や台所の水も排水できず、庭に穴を掘って地下に吸い込ませているところもある。東京都下にもこのような地域が残っていて、多くの市民が不便で非衛生的な生活を強いられている。このような地域では、浄イヒ槽も設けられない(排水できないため)ので、もちろんトインの水洗化もできない。愛知県一宮市のトイレ水漏れ、急なトラブルなら水のトラブル修理センターの年中無休フリーコールまでご連絡下さい。トイレ水漏れ(愛知県一宮市)